病棟勤務になっていつも思っていた事
患者の手足が冷たいのにタオルケットやバスタオル1枚で何もせずスルー。
自分の勤務帯になって状態を確認しに行くと目の当たりにするお約束の光景。
医療従事者の皆さん、発熱や炎症に対してすぐに冷やしたりと冷やす事には神経質になりますが、逆に温める事に関しては本当に無神経。
ある病院勤務時代に湯たんぽを抱えて勤務していたら変人だと思われていましたがw
人間は恒温動物です。
つまり、一定の体温を維持する事によって健康状態を保っています。
なので、身体が冷えた状態が持続すれば、免疫力は低下する、細胞の働きは悪くなる、臓器の働きも低下する、ゆくゆくは死、と言ったよろしくない経過を辿ります。
つまり、身体はよほどの事が無ければ冷やしてはいけないという事になります。
体は温めるものです。
冷えは万病の元!
体温を上げ血行を促進する事で免疫は活性化し代謝は上がり病原菌に強い体になります。
もちろん、ガンにも。
寒い日より暖かい日の方が身体も動きますよね?
ベッドサイドで患者の冷えた手足を発見したらまず毛布をかけるなどして保温に努めましょう。
その際、冷たい所ばかり重点的にしても意味ありません。
血液は中枢から全身に回っているのですから、局所的にではなく全体を温めるように配慮しましょう。
患者を回復させるための基本のき。
体は温めるもの
冷えは万病の元
覚えましょう。
そして、意識しましょう。